by ばかぼん父
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2004年 11月 02日
福井県の副知事が、不登校の児童、生徒について「不良品」と表現したらしい。
おそらくご本人に悪気があったわけでもなく、新聞で騒ぎ立てるほどの事でもない、 ただ「考え無し」な発言だったと思います。 工業製品に児童・生徒をたとえた時、ある一定の割合で「不良品」が出る。 なので、工場(学校)の質を上げることで「不良品」を減らす努力をすべき、 という意味だったと推測します。 しかし、このたとえ話では「不良品」は単なる「ロス」であって 切り捨てられるものとしかとれません。 副知事の経歴にある企業の論理そのものとも言えそうです。 言いたいことは、「木をみて森をみず」になってはならないけれど、 「森を見て木をみず」という感覚にもなってはいけないということです。 一本一本の木は、それぞれ生きていて、なんとか成長しようとしていることも 忘れるべきではないです。 統計かぶれした医師にとっての患者、 サラリーマン化した教師にとっての生徒のように、 「先生」からみれば「その他大勢」であったとしても、 その大勢の中のひとりひとりはそれぞれ大事な一人であることを 忘れなければ、マンネリ化する暇なんてないはずです。 不登校の子ども、不良品」PTA大会で福井県副知事 福井市内で10月に開かれたPTAの研究大会で、福井県の山本雅俊副知事が不登校の児童、生徒について「不良品」と表現していたことがわかった。県高校教職員組合は1日、「生徒や保護者、教職員の思いを踏みにじる問題発言」として、西川一誠知事に抗議文を出した。 山本副知事は10月15日、日本PTA全国協議会などが主催して開かれた東海北陸ブロックPTA研究大会で、開会式の来賓として登壇。児童、生徒を工業製品にたとえながら「東海北陸6県の生徒数は120万人で、そのうちの(不登校の)1万4000人は不良品」と述べたという。
by bakabon_chichi
| 2004-11-02 18:32
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