by ばかぼん父
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2004年 10月 14日
私が「日能研」を気に入ったのは、
「知識」を詰め込むのではなく「知識を使って運用する力」を つけさせようというところです。 その最上位クラスである「マスタークラス」では、 子供たちが討論を通して、事柄をより深く理解しようと しているらしいです。 まるで「詰め込み」から「ゆとり」教育に転換したような感じで、 およそ「予備校」らしくありません。 宿題も他塾に比べると少ないようですし、 個々に対する面倒見は皆無といってもいいです。 そのかわり頻繁にある試験の度に、子供たち自身に どういう過ごし方をしたら、どうなったのかを考えさせて、 自分たち自身で勉強法を見つけていくように、 いわゆる「自学自習」の習慣をつけさせようとしています。 なので、中学に入ってからは塾に頼らず、 自分で勉強できる子に育ちやすいのではないでしょうか? 私は自分の経験から、人生は大学や就職先で決まるものじゃないと思ってます。 なので志望校に入学することは通過点に過ぎません。 ましてや、まだ人生が始まったばかりの子供です。 好奇心や学習への興味を失っては元も子もないので、 目的に合った塾といえます。 しかし、実際は理想的に進むのは、ほんの一握りの 子達だけであって、大部分の子は 、 塾の足らないところを親がみなければ、 ついていくことすら出来ないかも知れません。 また、中学受験塾である以上、合格実績を出さないと 子供たちが集まらず、営業的にも苦しくなります。 お客である中学受験生の親のニーズは、やはり「合格」が 第1番目に来ます。 合格率を考えるのなら、「予備校」らしく、 試験にでる知識や問題の解法をたたき込む方が 効率が良いのは明らかです。 掲示板からの情報では、 来年度からの変更で「マスター」の理念である「討論」のR、 「自分で考えさせる」G、講師が教えるWコース(受験組)と 3つ用意して、好きなコースを選んで下さい、 ということらしい。 また、試験の結果でコース内でのクラスの上下やコース間の移動もあるらしい。 さらに「討論」や「子供に考えさせる」ため、R(マスター) とG(栄冠)は、普通に教えるより時間がかかるため、 コマ数を増やさないとならないから、 費用がより多く掛かりますよってことのようです。 実際は合格率を落さないために、塾として補うつもりの コマ数増かも知れませんが、拘束時間が増えることで、 親が我が子の足らない部分を補なう事に使える時間が減ります。 一方、腕の良い講師は合格率に貢献しそうな上位クラスに配されるのでは? ということも予測されます。 全ては息子の通う校舎の説明会にでてからですが、 息子はまだGコース(栄冠)に入る実力がないので、 悩む必要はないのだけれど、悩むことのできる位置である 「栄冠」に4年のうちに上げなきゃいけないかも? と煽られている気もします。
by bakabon_chichi
| 2004-10-14 21:54
| 我が家の中学受験
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