by ばかぼん父
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2004年 12月 21日
asahi.com は12月20日付けで「個人の能力に柔軟対応 PISA好成績のフィンランド 」という記事を掲載していた。PISAというのは例の国際的な学習到達度調査のことで、フィンランドは全4分野を1位1位2位3位という素晴らしい成績だったそうだ。
一言で言えば「競争」ではなく「落ちこぼれ」を作らない方針である。 1) わからない生徒に、まず生徒が教える。 本文中にもかかれているが、これは「自分がわかったこと」を他人に教えるのは、 わかったと思っていることが頭の中でより整理されて、理解が深まる。 2)ついていけてないと思ったら、生徒自ら別の授業を選択できる。 自分で理解するために、最良の選択をしているのだから、本人もクラスメイトも 余計な色眼鏡でみない。 3)担任の教師もお互いに得意科目を担当しあう。 教師にも得手不得手があるのは当然だ。子供のために最良の選択ができる。 今回のPISAのようなランダムで選ばれた子供の学力で測定する仕組みでは、 皆が平均的にできるような方針の方が有利だ。 出来る子たちにとっては、ちょっともの足らないかもしれないが。 しかし教育制度が「とてもフレキシブル」なところは、見習うべきだろう。 さらに教育相に課題を尋ねると、(ココカラ引用) 「教師に大きな裁量があるので、能力の高い人材が必要だ。今後、退職を迎える教員が増えるのでその補充もしなければならない。現状では優秀な学生が大学の教育学部に集まるが、今後は他分野に進む若者が増えるはず。教職をいかに魅力的な仕事にするかが重要だ。給与水準の引き上げ。非常勤講師を減らして終身雇用を増やす。教師の継続的な教育機会を設ける。こうした施策によって将来も優秀な教師を確保したい」 〔ココマデ) 学力トップでいながら、この現状認識。 大臣たるもの、こうでなくっちゃね。
by bakabon_chichi
| 2004-12-21 19:15
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