by ばかぼん父
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2005年 04月 18日
理想に燃える新担任になって、最初の学級懇談会があった。
宿題については、当然「話し合う」ことはなく、教師の方針を宣言された。 先生曰く「宿題をしっかり出して」という親もいれば、「宿題はいらないから、 学校のことは学校で終わらせて」という親もいる。 なので、間をとって50分程度をやらせたいところ、25分程度で終わる分量にし、さらに「事情」があって、できなかった子供が「こういう理由でできませんでした」と自分で先生に言えば、叱りません」ということだった。 それで出した宿題が、「漢字ドリル」に出ている漢字をノートに縦に一文字一行ずつ書く。ドリルに出ている熟語は一回ずつ書く。それを一学期のうちに二周(2周目は、ドリルに直接書く)ということだった。計算ドリルも一周目はノートに解いて、2周。割り算すれば、毎日漢字1ページ、計算ドリル1ページ程度。 嬉しい宿題ではないが、量的に軽いので、波風を立てることなく受け入れようと思う。 しかし「その漢字をつかった熟語を調べて10こ書いてこい」という宿題なら、 まだ役に立つと思うが、漢字一字を書き連ねるのはセンスも、目的も疑問だ。 「机に向かって、手を動かす」と、ノートが文字で埋まる。 先生に提出し、大きな花丸をもらう。 子供には、それなりに達成感もあり、なんだかやり遂げたような 良い気持ちになるだろう。 小学生が「塾から帰ったら眠くて宿題ができませんでした」と言いにいけるだろうか?「先生に良く思われたい、友達にも良く思われたい」と思うのが当たり前。 うちの息子には、宿題をこなすことで満足してしまう傾向がみえる。 なんだか、たくさん勉強?した「気持ち」になるし、 「今日は疲れたから、もういい」という気分になるようだ。 一心不乱に「写経」をすると、心は落ちつくし、良い気持ちになる。 この宿題にはそれと同じような効果はあるが、それ以外の役には立たない。 心を落ち着けたい大人がやることだ。 子供には、好奇心を刺激することで、楽しい気持ちにさせてやりたいものだ。 脳内モルヒネで良い気持ちになるよりも、たとえ解らないとしても、その子なりに いろいろ考えを巡らせたほうが、脳細胞は活性化されるのではないだろうか? やはり、時間の使い方を、家庭で工夫する必要があるということだ。
by bakabon_chichi
| 2005-04-18 18:23
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